Katsuyaのひとりごと。

怠惰で短期で傲慢なつぶやきを

評価する人もモブワークに含めたらいいんじゃない?

最近感じた評価に関する違和感

いち会社員として仕事をしていると、定期的に(例えば毎年)評価を受けることになります。

評価のプロセスは会社によって異なるでしょうし、正直僕自身は自分の会社の評価方法について詳しく知りません。(いや知っとけ?)

とはいえ理解してる範囲だと、上司が僕のパフォーマンスとやらを見て、①どうプロジェクトに貢献したのか、②何ができるようになったのかを自らの観察や私へのヒアリングを通してまとめ、評価材料としているようです。

 

まあ...ここまでは良いんですが、一つ気になることがあります。

 

それは評価基準が①私個人としてプロジェクトにどう貢献したのか、②私個人として何ができるようになったのかを評価している点です。

②は何ら違和感ありません。個人としての成長を評価する。

私が違和感を抱いているのは①のほうで、プロジェクトへの貢献の仕方が個人単位だということです。ここでいう個人単位というのは、「あなたはどういうポジションで活躍しましたか」「あなたはどのチケットを担当しましたか」を見られてる点です。

上司としては至極当然の評価の仕方だと思う一方、モブワークなどでコラボレーションしている間は評価しにくいことになってしまいます。上司目線では、集まって何かやっているようだが進捗しているのは1つのチケットだという認識になってしまうからです。

これは詰まるところ、積極的にモブワークをすると「あなたはいつも他の人の手を借りている状態なので、個人としてプロジェクトに貢献しているのであると評価しづらい」と上司から言われることになります。

それなら評価される側として次に取る行動は、「できるだけコラボレーションをせずに自分一人で仕事をする」です。だって、その方が評価してもらいやすいのですから。

VUCAの時代なんて言われる昨今、コラボレーションが重要視されるのにこの選択は明らかにおかしいと思います。

モブワークをしている当人たちは誰が何をやっているのか理解している

一方でモブワークをしている当人たちから見ると、モブワーク中に誰が何をやっているか、誰のどのアクションが良い影響をもたらしていたのかは認知できています。「Aさんがファシリテーションしてくれて進んだ」「Bさんのインサイトによって詰まってるところが解消できた」「Cさんの技術的なサポートが助かった」などなど。

つまり、モブワークすると誰が何をしているかわからないのはモブの外から見た話で、モブを構成している人は理解できているのです。(ちゃんと観察すればね)

それなら評価者も一緒にモブワークすれば良いのでは

そうなると出てくる仮説としては、「評価する上司も一緒にモブに参加して作業すれば良いのではないか」というものがあります。

モブに加わればメンバー間でどういう相互作用によってコラボレーションがなされているのかわかり、評価に繋げることができるのではないでしょうか。

そうは言うものの「そんな時間がどこにあるんじゃい」とツッコミが飛んできそうなので予め言っておくと、常にモブワークをする必要もないし、全てのモブワークに上司が参加する必要もないと思います。

主張したいのは、「詳細がわからないから評価できない」とただ突っぱねるだけだとコラボレーションを抑制しかねないので、評価者側から歩み寄る選択肢があっても良いかもしれないですね、ということです。